このページはパノラマスティッチングソフトのHuginの紹介と使い方等を説明します。
※Huginのインストール・使用については各自の自己責任の下で行ってください。

9 サイズの大きいパノラマを作る



ここまでで作成したパノラマ写真は3枚の画像を使用したものでしたが、この位の枚数のパノラマ写真はPhotoshopの“Photomerge”機能を使って簡単に作成することができます。


しかし、Photomergeではコントロールポイントの調整等ができない上に、水平360°の画像を作成することも出来ません。(※注意CS4からは作成可能みたいです…)huginを使用する事で高品質な水平360°画像等を作成することが出来ます。


水平360°画像を作る
作成方法は枚数が少ないときと同様に行っていきます。ただしコントロールポイントは、一番最初の画像と一番最後の画像でもコントロールポイントの追加と調整を行います。そうすることで別のソフトを使用してVR画像を作成することが出来る画像を作ることが出来ます。


以下では11枚の画像をつなげて一枚の画像に仕上げています。



2、3枚程度の写真でのパノラマ撮影は手持ちでの撮影でも何とか処理でつなぎ合わせが可能ですが、360°での撮影は画像のズレが大きくなるので三脚+レンズのNPPを合わせての撮影が必要になります。

※NPP(NonParallaxPoint)とは?
 レンズの光学的な中心点になります、この点を中心にして撮影を行うことにより精度の高いパノラマ写真を作ることが出来ます。NPPはレンズによって場所が違うので使用するレンズに合わせて調べる必要があります。
詳細はGoogle等でNonParallaxPointで検索してみてください。




1 Huginについて

2 Huginの入手とインストール

3 Huginを起動する

4 画像を追加する

5 コントロールポイントの調整

6 コントロールポイントの最適化

7 露出の最適化

8 画像の出力

9 360°パノラマを作る

10 MakeCubicを使ってVRを作る

11 その他